1. なぜ、通常のリネンは「硬い」のか?
一般的なリネン生地が硬く感じる原因の多くは、生産効率を優先した「連続染色機」による強い張力(テンション)と、急速乾燥にあります。 生地を無理に引っ張りながら乾かすことで、繊維がこわばり、また洗濯した際に元の状態に戻ろうとして大きく縮んでしまうのです。
2. 当社独自の「トリプルウォッシュ」3つの特徴
私たちは「効率」よりも「風合い」を選びました。トリプルウォッシュ加工は、その名の通り「3回洗う」工程を含みますが、それだけではありません。
① 繊維の芯までほぐす「揉み込み」
専用の機械を使い、時間をかけて生地を揉み込みます。薬品で表面だけを柔らかくするのではなく、物理的に繊維をリラックスさせることで、数年使い込んだような「肌馴染みの良さ」を新品の状態から実現しています。
② No Tension(無張力)乾燥
洗い上がった生地に、機械的な引っ張り(テンション)を与えずに乾燥させます。これにより、生地がふっくらと空気を含んだ状態で仕上がります。これが、独特のシボ感(凹凸)と柔らかさの秘密です。
③ 縮率の安定(製品化のリスク低減)
既に十分に洗いをかけ、縮みきった状態で仕上げているため、製品化した後の洗濯縮みが非常に少なくなります。 「サンプルと量産でサイズが変わってしまった」というアパレル現場のトラブルを防ぎます。
3. 【用途別】トリプルウォッシュ採用生地のご紹介
この加工技術を採用した、当社の主力リネン・綿麻生地をご紹介します。 詳細なスペック(混率・厚み・色展開)は、各リンク先の製品データベースにてご確認いただけます。
7003 麻キャンバス
厚手なのに柔らかい、不思議な質感。トートバッグやクッションカバーはもちろん、ハリ感を生かしたスカートやパンツにも最適です。
詳細・色を見る ↗7001 C/Lボイル
綿50%・麻50%。リネンの清涼感とコットンの扱いやすさを両立。透けすぎない絶妙な厚みで、ブラウスやワンピースに選ばれています。
詳細・色を見る ↗7006 C/Nウェザー
綿ナイロンの混紡素材に硫化染め+トリプルウォッシュ。ヴィンテージ感のある表情は、メンズのワークパンツやブルゾンに最適です。
詳細・色を見る ↗